2016年03月22日

こだわりの地下鉄通勤

 八木山動物公園駅は日本で一番、標高の高いところにある地下鉄駅だそうです。ここから、私の勤務先である仙台整形外科病院の最寄りの駅である六丁の目駅まで23分、iPadでニュースを読んだり、読書をしているとあっという間です。思えば、13年前、当院に赴任した時、地下鉄ができれば、酒が入っても歩いて帰れるなと思ってから、本当に長い時間が経ったものです。この間には、地下鉄建設継続か中止かという市長選もありましたし、5年前の東日本大震災では地下鉄建設計画がすっ飛んでしまうのではと心配もしました。
 震災のため予定より半年遅れの2017.12.6に開業した仙台市営地下鉄東西線ですが、車両は建設費用の節約もあって、南北線の車両より一回り小さくできています。中が狭いのかなと思っていましたが、荷棚を減らしたこともあって、さほど狭くは感じません。全長は13.9kmで、停車駅は八木山動物公園駅から、青葉山、川内、国際センター、大町西公園、青葉通一番町、仙台、宮城野通、連坊、薬師堂、卸町、六丁の目、荒井までの13駅、終点から終点までの所要時間は約26分です。道中、八木山から青葉山への間と、国際センターから大町西公園への間で広瀬川を渡る時にトンネルが途切れます。視界がぱっと開いて、青葉山の木々、広瀬川の川景色がとても鮮やかに映ります。新緑の頃はさぞかし綺麗だろうなと期待しています。
 この地下鉄、私のために作ってくれたようなものですので、さっそく定期券を購入し、通勤を車から地下鉄に切り替えました。所要時間はどうかといいますと、door-to-doorで約50分、ラッシュ時に街中を運転した時くらいの時間です。自宅から地下鉄駅までのバス時間、六丁の目駅から病院までの歩きの時間が追加されるのはやむを得ません。そんなことで、朝早めに病院に行かねばならない時、夜遅くなって早く食事にありつきたい時、八木山に着いてもバス時間まで間がある時などは不便さがつのります。しかし、先日の大雪ではやはり地下鉄の良さが光りました。なにしろ雪に強い。バスも近距離往復が多くなったせいか、遅れが少なく完璧です。新聞では、平日の乗客数が最高だったそうです。
 六丁の目駅から病院までは13分位の徒歩(ほぼ1000歩で、厚労省の「一日1000歩増やそう」のキャンペーンにも叶っているようです)となります。歩いてみると、これまで知らなかった店、道路が多々あり、これまで気づかなかった病院周りの様子を再発見しています。また、運動不足になりがちな体のためにも、僅かでも役に立つのではとも思っています。しかし、大きな荷物を持って歩くのは大変です。一度で懲りて、以来持ち物を小さなショルダーバックひとつにしています。さらに今は冬まっただ中ですので、寒さ対策も重要です。コートを長めのものにしたり、マスクを着けたり、帽子を被ったり、風よけの眼鏡をかけたりと設備投資もかかりました。
 市内各所を移動しなければならない時は、車にはかないません。たまにですが、車を運転すると、改めて車通勤の快適さを実感されます。もちろん、渋滞のない時ですが。何しろ座ったままで、door to doorで我が身を運んでくれる訳ですから。おまけに、暑さ、寒さには、ほとんど無関係です。車通勤の温さを実感します。車の購入費、メンテナンス代、ガソリン代、(時には高速代も)がかかっているのですから、当たり前といえば当たり前ですが。
 この地下鉄東西線ですが、開業1ヵ月の利用者をみると、1日平均54000人と、需要予測8万人の63%であったそうです。確かに、東の終点である荒井駅周辺を見ても、まだ街の体裁をなしていません。ただ 南北線が出来た頃は泉中央駅周辺もそうだったといいますから、いずれは東西線も仙台の大動脈となり、荒井駅周辺も様変わりするものと期待しています。それにしても、大震災時の大津波のために荒井駅から東側の海まで、住めるところがほとんど無くなったことが恨めしい限りです。
 これから暑くなると、通勤時の服装には、また別の工夫が必要となるものと思われます。しかし、せっかくできた東西線ですので、廃止などということにならぬよう、こだわって地下鉄通勤を続けるつもりでいます。その後の感想はまた次回に。
posted by 佐藤哲朗院長 at 15:54| 日記